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レスバーミン(リフィッシュ)の使い方と計算方法/作り方【取扱説明つき】

レスバーミンの計量方法

金魚の病気の治療薬、「レスバーミン(リフィッシュ)」の使い方をわかりやすく紹介しています。

薬の量の計算がすぐにできる計算表も無料で公開しています。

金魚だけでなく、メダカや熱帯魚など、レスバーミン(リフィッシュ)が使用できる様々なお魚に活用できます。

金魚の薬浴を行う時に毎回お使いいただけるよう、全ての薬が自動計算できる金魚の薬|濃度計算表(まとめ)へのリンクを添付しています。ぜひ、ブックマークしてお使いください。

計算表の注意点

この計算表は、「金魚の薬の計り方で紹介している薬の計量方法に基づいて作成しています。

必ずこの記事を読んで、内容を理解してから計算表を利用するようにしてください。

方法を理解してしまえば、どんなに算数が苦手な方でも、簡単にいつでも正しい濃度で金魚の薬の計量が可能です。

今後、金魚の薬浴を行う時は必ずこちらの計算表を利用するようにしてください。

レスバーミン(リフィッシュ)

リフィッシュ:成分10g中(レスバーミンは非公開)

  • トリクロルホン 1.5g:寄生虫駆除(脱皮阻害剤)
  • 塩酸クロルヘキシジン 0.12g:抗菌成分
  • 塩化ナトリウム 8.33g
効果のある病気

レスバーミンとリフィッシュについて

金魚の寄生虫の治療薬として知名度の高い「リフィッシュ」が2020年ごろに廃盤となり、現在は同じメーカーから販売されている「レスバーミン」という治療薬に切り替わっています。

「リフィッシュ」を見つけた場合、それは間違いなく在庫で残っていたもの(最短でも2年以上前のもの)ですので、今後の入手しやすさも含めて「レスバーミン」の使用をおすすめします。

ここでは、まだ手元にリフィッシュが残っていたり、つい最近在庫を手に入れた方向けに、リフィッシュとレスバーミンの両方の計算表を公開しています。

レスバーミン

市販されている量
  • 粉末:40g × 1瓶

1瓶購入すれば「40g=水量4t」に使用できます。

コストパフォーマンスは非常に高い薬です。

本品には

● 水量100ℓあたり0.4-1gを適宜水で希釈してから水槽などに投入してください。
● 添付スプーンのすりきり1杯は約1.5gです。

と記載されていますが、これだとスプーンすりきり一杯で薬液が150リットルできてしまいます。

その絶望的な「計量(濃度計算)のしずらさ」はリフィッシュから進化していません。

計量しずらいにも関わらず、殺虫成分を含んでいるため薬としての威力は非常に強く、濃度計算を間違えると取り返しのつかないことになります。

本サイトで紹介している薬の計量方法を必ず実践し、正確な濃度で使用するようにしてください。

薬液はピペットや注射器を利用して、できるだけ正確に計り取ってください。

計算表に関して

100mlボトルタイプ(他サイズでも可)のレスバーミンを購入し、スプーンすりきり1杯(1.5g)をよく溶かしたレスバーミン水溶液を、薬浴用水槽の水量に対して何ml投入すればいいのかを記載しています。

※販売元である日本動物薬品株式会社提供のレスバーミン用量(水100Lに本剤0.4-1g)に従い、本計算表では水量100Lに対して0.5gの濃度を規定

※推奨薬浴期間:5〜7日間(2サイクルの実施を推奨)

レスバーミン自動計算表

金魚の薬の濃度計算ツール
    

寄生虫が発生した水槽のサイズを入力


塩浴も同時に行う場合

                                
    

寄生虫が発生した水槽の水量を入力

    

塩浴も同時に行う場合

  

リフィッシュ

市販されている量
  • 粉末:40g × 1瓶
  • 粉末:100g × 1瓶

言わずと知れた計量しにくい薬の代表格、リフィッシュ(現レスバーミン)の量り方も紹介しておきます。

40gタイプの箱の表面には大きく12tと記載されています。

つまり、瓶1本で12t 分の薬液が作れるということです。

本品には

● 水量75-150ℓあたり0.5gを投入してください。
● 添付スプーンのすりきり1杯は約2gです。

と記載されています。

もう混乱を通り越して、目を背けたくなるようなわかりにくさですね。

レスバーミンやこの後紹介するトロピカルNでもそうですが、寄生虫駆除系の金魚の薬はとにかく「計量が困難です。

これらの薬は、ウオジラミやイカリムシへの効果も抜群なのですが、計量を間違えると、金魚にも大きなダメージを与えてしまう怖い薬でもあります。

本サイトで紹介している薬の計量方法を必ず実践し、正確な濃度で使用するようにしてください。

薬液はピペットや注射器を使用して、できるだけ正確に計り取ってください。

計算表に関して

40gタイプ(他サイズでも可)のリフィッシュを購入し、スプーン1杯(2g)をよく溶かしたリフィッシュ水溶液を、薬浴用水槽の水量に対して何ml投入すればいいのかを記載しています。

リフィッシュは既に廃盤のお薬であるため、自動計算表は設置しておりません。

※販売元である日本動物薬品株式会社提供のレスバーミン用量(水75L-150Lに本剤0.5g)に従い、本計算表では水量100Lに対して0.5gの濃度を規定

※推奨薬浴期間:5〜7日間(2サイクルの実施を推奨)

100mlの水への投入量水の量リフィッシュ(水溶液)の投入量
スプーンすり切り1杯(2g)50ℓ約12.5ml
40ℓ約10ml
30ℓ約7.5ml
20ℓ約5ml
10ℓ約2.5ml
濃度が非常に濃いため、必ず市販のピペットを利用して計量するようにしてください。
デミリンについて

レスバーミン・リフィッシュ・トロピカルNと同様の効果がある薬として「デミリン」が登場することが増えましたが、本サイトでは金魚への利用を推奨していません。

理由としては、デミリンが観賞魚向けに作られた薬ではないからです。

デミリンは「不快害虫」の駆除を目的として製造販売されており、用水路や下水に投入して使用するため、用量も1g=水量1tと濃度が極めて高く、薬効も強いです。

そのため、水量の多い広い池で鯉などの大型の観賞魚を飼育している愛好家に利用されてきました。

金魚の寄生虫駆除の目的でも利用できないことはないのですが、水量の少ない環境では、少しの濃度調整ミスで大きなダメージを与えてしまうため、リスクの方が大きいです。

それに対して、レスバーミンやトロピカルNは観賞魚用に薬効が抑えれられています。

よほどこれらの薬が手に入らないケースを除いて、デミリンは金魚には使用しないことをおすすめします。

薬浴の手順と期間

ピンセットで親虫を取り除く

レスバーミン(リフィッシュ)での薬浴の手順と期間を紹介しています。

これらの薬を金魚に使用する場合、イカリムシ」か「ウオジラミの寄生が発生している場合がほとんどです。

薬浴を行う前に、必ず「ピンセットで親虫を取り除く」ようにしてください。

レスバーミン(リフィッシュ)はこれらの寄生虫が成長する際に行う脱皮を阻害することで駆除します。

すでに成虫で、脱皮の必要がない親個体に関しては効果がありません。

同様に、卵にも効果がないため、成虫を取り除いた後の薬浴は複数回継続して行う必要があります。

薬浴手順

金魚の寄生虫の治療には大きく分けて2つのポイントがあります。

寄生虫治療2つのポイント
  • 寄生虫の駆除
  • 寄生された金魚のケア

この2つのポイントを丁寧に押さえることで、治療は完了します。

それぞれの手順を記載していますので、ぜひ参考にしてください。

寄生虫が発生した水槽

1日目:レスバーミン(リフィッシュ)水溶液を適量入れる

金魚が生活していた水槽内の寄生虫の駆除をする必要があります。

水槽内の金魚に1匹でも寄生虫を確認したら、すでに水槽内には確実に幼体がたくさんいるため、

レスバーミンで全面的に駆除する必要があります。

濃度が非常に高くコスパが良い反面、水量に応じた計量が難しく使用が難しいです。

初めに水に溶かし、水溶液にしてから、本計算表を使って正確に計量することをおすすめします。具体的な方法はこちら

6日目:3/4の水換えを行い、レスバーミン(リフィッシュ)水溶液を適量入れる

水中を漂う寄生虫の幼体の駆除は完了しています。

ちょうど薬の効果が弱まるタイミングであり、卵がまだ残っている可能性が高いです。

卵から孵化した幼体を駆除する必要があるため、

3/4の水量に対して適切な薬液の量を計算表で計量し、薬浴を継続してください。

12〜14日目:通常通りの水換えを行う。薬浴を終了していく

ここまで薬浴がきちんと実行できていれば、水槽内の寄生虫は全て死滅しています。

水換えを通常通りのペースで実施しながら、薬浴を終了しましょう。

寄生された金魚のケア

イカリムシやウオジラミといった寄生虫は、金魚の体表に針状の口を突き刺すことで金魚の体液を吸って生活しています。

特にイカリムシは、1度口(頭部)を突き刺すと一生離れません。

そのため、突き刺した後の力も非常に強力であり、成虫を金魚から引き抜くと赤く炎症していることがほとんどです。

炎症した部分からの、水カビ病赤斑病などへの二次感染を避ける必要があります。

寄生された金魚に外傷がある場合、おすすめは「グリーンFゴールド顆粒」での薬浴です。

薬浴の方法や薬の計り方に関してはこちらにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

薬浴の注意点

寄生虫の駆除目的で薬浴を行う際の注意点を紹介しています。

計算表を使ってどれだけ正確にレスバーミン(リフィッシュ)水溶液の量を計量しても、注意点を守らなければ、治療は高い確率で失敗します。

餌は抜く

薬浴の際は「餌は絶対に抜く」ようにしましょう。

どんなに金魚が食べたい仕草をしていても、決してあげてはいけません。

病気になるまでの飼育が適切であれば、金魚は絶食には非常に強い魚であるため、2週間ほどの絶食ではびくともしません。

体調が悪そうに見えるのは餌をあげていないからではなく、寄生虫の寄生が原因です。

中途半端に餌を与えると、水質が悪化し、他の細菌性の感染症を引き起こします。

薬浴中は「餌は何があっても与えない」が基本です。

濾過フィルターは使わない

薬浴中、濾過フィルターは設置しません。

濾過フィルターには薬の成分を吸収してしまう危険があるためです。

濾過フィルターではなく、エアーストーンを設置して酸素の供給を行いましょう。

大切な基礎知識

レスバーミン(リフィッシュ)での治療を進める上で、おすすめの記事をまとめています。

治療を安全に実施する上で、とても重要な知識とスキルが記載されています。

一通り目を通してからレスバーミン(リフィッシュ)での薬浴を実施するようにしましょう。

金魚の薬浴「大切な基礎知識」

金魚の薬まとめ計算表

金魚に使用する薬の計量がワンクリックでできる計算表を無料で公開しています。
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