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金魚の塩浴(塩水浴)計算表|水量と濃度を指定して塩の量を自動で計量

金魚の塩浴自動計算表

金魚の塩浴(塩水浴)で必要な塩の量が、誰でも簡単に計算できる計算表です。

水槽のサイズや、水量を入力し、塩浴の濃度を指定するだけで必要な塩の量が計算されます。

塩浴自動計算表

金魚の塩浴と薬浴の計算表
    

水槽のサイズを入力しよう

    
  

薬浴も同時に行う場合


    

タンクの水量を入力しよう

    

薬浴も同時に行う場合


  

塩浴を行う流れで薬浴も行う場合は、そのまま「金魚の薬の量を計算する」ボタンを押せば、それぞれの薬で必要な水溶液の量が自動で計算されます。

薬の計算表では、一度規定量の薬を水に溶かし、水溶液にしてから必要な量を量る方法を採用しています。

薬浴の濃度計算の詳しいやり方はこちらの記事にまとめています。

薬浴でも使用したいときは必ずご確認ください。

金魚の塩浴の濃度に関して

塩浴(塩水浴)の濃度に関して、金魚の状態別におすすめの濃度をまとめています。

よく塩浴は、0.2%〜0.5%が良いと紹介されますが、0.2と0.5では濃度が2倍以上異なります。

金魚の状態によって、塩浴の適切は異なります。

ぜひ参考にしてください。

金魚がぼーっとしている場合

金魚がぼーっとしている場合、金魚はまず間違いなく体調を崩しかけています。

金魚は本来、日中は常に泳ぎ続けている生き物です。

ぼーっとしているのが夜ではなく、日中である場合、まず水換えと塩浴(塩水浴)で様子を見ましょう。

金魚の体表に異常がない場合は、塩浴の推奨濃度は0.2%-0.3%です。

金魚のトリートメントを行う場合

金魚のトリートメントを行う場合、塩水の推奨濃度は0.3%です。

トリートメントでの塩浴は、金魚の疲れを癒し、体力の回復を行う目的があります。

体力の回復が目的であれば、塩水の濃度は0.3%で十分です。

薬浴も併用する場合が多いため、薬の濃度にも気をつけるようにしましょう。

金魚のトリートメントに関してはこちらにまとめています。

金魚の病気を治療する場合

金魚の病気の治療を行う場合も、薬浴と併用して塩浴はよく行われます。

金魚が何らかの病気になっている場合、塩水の濃度は0.5%に調整しましょう。

金魚は病気により弱っており、残っている体力は少しでも多く病気の治療に使わなければなりません。

そのため、金魚の体内と最も近い濃度である0.5%に塩水を調整することで、金魚の体力を十分に温存できます。

金魚が病気=塩水の濃度は0.5%と覚えておきまし

金魚の塩浴の方法について

金魚の塩浴の方法について一連の実施内容を時系列にそって簡単に紹介しています。

塩浴をしっかりと学び直したい方は、「 金魚の塩浴のやり方と注意点 」をしっかり読み込むことをおすすめします。

水換えを行う

塩浴を行う前に、必ず水槽の水を半分以上水換えしましょう。

金魚の不調の多くは水の不調に起因しています。

塩浴を行う状況も水が原因であることが多いため、まず水換えを行いましょう。

金魚の水換えに関してはこちら

金魚の水槽のサイズを正確に測る

水槽のサイズを測る際、高さは水面までを測るようにしてください。

水槽のガラスのサイズを測らないように注意しましょう。

水槽のサイズを計算表に入力する

奥行き、横、高さを測ったら、こちらの計算表に入力しましょう。

入力後、塩浴したい濃度入力してボタンを押すだけで必要な塩の量が計算されます。

塩の量を正確に計量する

塩の量は市販の電子メーターを使って必ず正確に計量しましょう。

普段お料理で使用する方はそのまま使用し、お持ちでない方は必ず購入するようにしましょう。

金魚の飼育で塩浴の出番は非常に多いです。利用頻度も考えればそれほど高い品物ではありません。

計量した塩を投入する

塩は複数回に分けて水槽に入れます。

一気に全ての量を入れないように注意しましょう。

また、塩は入れたらゆっくりと溶かすため、完全に溶けるまで放置しましょう。

決してかき混ぜないでください。

塩が溶けたら再度投入する(最低3セット)

理想は5回以上、最低でも3回に分けて塩が完全に溶けたら入れることを繰り返してください。

塩浴を3日間行う

まずは3日間、塩浴を行いましょう。

理想は4日目に一度水換えを行います。

このとき新しく入れる水の量をはかり、水槽と同じ塩分濃度になるよう塩を投入し、完全に溶かした塩水を投入しましょう。

水換えの水に、あらかじめ塩を入れておくイメージです。必要量は計算表で計算しましょう。

さらに4日間塩浴を行う

何らかの病気に感染していない限り、ほとんどの確率で金魚は元気に泳ぎ回っているはずです。

それでも調子が悪そうな場合、病気になっている可能性があります。

金魚の病気に関してはこちらにまとめているため、一度調べてみることをおすすめします。

水を半分換える

前半3日、後半4日間と、合計7日間塩浴を行って金魚が元気になったら、水を半分換えましょう。

このとき、新しく入れる水は「カルキを抜いた真水」です。

この水換えで塩分の濃度は半分になります。

3〜5日後に水を半分換える

さらに水を半分換えましょう。

これで塩分濃度は塩浴の時と比べて1/4になります。

通常通りの水換え、飼育を行う

ここまで塩分濃度が下がれば、もう通常通りの水換えと飼育を行って問題ありません。

金魚は「新しい水」が大好きですので、最低でも週に1回以上は水換えを行いましょう。

金魚と水に関してはこちらにまとめています。

塩浴で使用する塩の注意点

塩浴で使用する塩は、岩塩か、食塩を必ず使用するようにしてください。

金魚の塩浴用に販売されている塩でも、もちろん問題ありません。

コスト的に厳しい場合は、近所のスーパーで「食塩」と記載されている1番安価でシンプルな塩を購入しましょう。

この時、博多の塩などの海塩(にがりを含むもの)や、味塩などの少し高価な塩は決して使用してはいけません。

これらの塩には、金魚にとって余計なものが含まれており、塩浴を行った際に、金魚の体調を崩してしまいます。

反対に、岩塩は地中から発掘されることから、地中のミネラル分をたくさん含んでおり、塩水浴だけでなく、サプリメント的に投入する用途でもおすすめです。

塩は金魚を飼育する上で必ず必要になることから、まとめて購入して常備しておくことをおすすめします。

すごく重いのと、食塩はそれほど高価ではないため、ネットでの購入がおすすめです。

塩浴のやり方と計算方法をマスターしよう

金魚の塩浴は、金魚の状態によって適切な濃度が異なります。

つまり、適切な濃度を見極めるためには、普段から金魚をしっかりと観察している必要があります。

いつもよりぼーっとしているな、水槽の隅っこでじっとしているなと感じたら、「まず、塩浴」です。

軽度の赤斑病など、すぐに適切な塩浴を行うだけで治る病気も多く、塩浴のやり方をマスターすることは快適な金魚飼育においてとても重要です。

塩浴の濃度の計算も、このサイトの計算表を使えば常に正確な塩の量を計算することができます。

金魚に何があっても、塩浴がスムーズにできることで、落ち着いて次のステップに進むことができます。

ぜひ、今日からの塩浴(塩水浴)にこの計算表を使用して、自信を持って塩浴を行うようにしてください。

みなさまの金魚が、今日も元気に過ごせることを心から願っております。

金魚の薬|濃度計算表(まとめ)

金魚に使用する薬の計量がワンクリックでできる計算表を無料で公開しています。
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