金魚の病気の中でも、白い病気をまとめて紹介しています。
金魚の病気にはいくつか色のパターンがあり、大きく分けて、白、赤、黒の3通りが存在します。
このうち、白い病気は種類が非常に多く、正確な病名を見分けることが難しいです。
今回は、金魚が何だか白いけど、一体何の病気なのかわからないあなたにとって、最適な情報をお届けします。
この記事を読めば、金魚の白い病気で迷うことはなくなるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事では金魚の白い病気の画像の紹介に、ツイッター、インスタグラムの投稿をピックアップし、金魚の白い病気の画像を閲覧できるようにしております。
また投稿の最後に、薬浴や塩浴に便利な濃度計算表(自動計算)へのリンクを掲載しています。
誰でも完璧な濃度で薬や塩の量の計算ができます。ぜひご利用ください。
目次 表示
白い色の金魚の病気一覧
白い色をした金魚の病気をまとめています。
症状がわかるように画像と一覧で紹介していますので、病名を見分ける際の参考にしてください。
白点病
白点虫という寄生虫が金魚の体表に寄生し、増殖することで発症します。
大小様々な白い点々が、「全身」にびっしりと広がるのが特徴です。
白点病を発症した金魚の画像
⬇︎【白点病の症状や治療方法はこちらで詳しく紹介しています】
ツリガネムシ症
原生生物(微生物)であるツリガネムシが、金魚の体表やヒレを住処とする(寄生する)ことで発症します。
白点病と比べ、極めてピンポントにやや大きめの白いもやもやとした粒が数個〜十数個発生します。ツリガネムシの集合体であるコロニーです。
ツリガネムシ症を発症した金魚の画像
⬇︎【ツリガネムシ症の症状や治療方法はこちらで詳しく紹介しています】
水カビ病
金魚が体表に傷を負っていたり、他の病気で極端に体力が落ちているときに、水カビが金魚の傷口に寄生し、繁殖することで発症します。
水カビは白い半透明のゼリー状の塊です。ゼリーが剥がれ、体表や目に白いもやもやとしたものがくっついているようにも見えることもあります。
水カビ病を発症した金魚の画像
⬇︎【水カビ病の症状や治療方法はこちらで詳しく紹介しています】
白雲病
金魚の体表に、繊毛虫である「キロドネア」や「トリコディナ」、鞭毛虫である「コスティア(イクチオボド)」などの目に見えないとても小さな寄生虫が、大量に寄生することで発症します。
エラ病への移行率が高く、致死率が高いため早急な治療が必要です。
初期症状では、金魚の体表の一部がうっすらと白くなります。白いもやがかかったような症状は、頭部や顔にも広がります。
白雲病を発症した金魚の画像
⬇︎【白雲病の症状や治療方法はこちらで詳しく紹介しています】
ギロダクチルス・タグチロギルス
金魚の体表に寄生する吸虫です。体表やエラで爆発的に増殖し、エラ病や白雲病の原因になります。
他の金魚への拡大力も強いので注意が必要です。
1匹あたりのサイズは0.5mm前後、色は白色であり、黒い体表の金魚であれば寄生されている様子を肉眼でも確認できることがあります。大量に増殖した場合、金魚の全身がうっすら白く、ザラザラした質感になります。
ギロダクチルス・タグチロギルスに寄生された金魚の画像
⬇︎【ギロダクチルス・タグチロギルスの症状や治療方法はこちらで詳しく紹介しています※エラ病と同じです】
ポックス病
別名を乳頭腫症といい、ウイルス由来の白いイボができる病気です。命に別状はないものの、見た目に痛々しいのと、成長スピードが遅くなる場合があります。
白い、ゴロゴロとしたイボが金魚の体表や頭部に発生します。全身のどこにでも発生し、胸びれの付け根にできているケースも散見されます。
ポックス病の金魚の画像
ニキビ
らんちゅうやオランダ獅子頭などの「肉瘤」が発達する金魚では日常的に発生します。数日で自然と治癒することが多いです。
赤い点が頭部に発生するため、穴あき病や赤斑病を疑いますが、点の中心が白いことが見分けるコツです。
金魚のニキビの画像
脂肪
ニキビと同じく、らんちゅうやオランダ獅子頭などの「肉瘤」が発達する金魚では日常的に発生します。
白いもやもやとした粒が肉瘤のある頭部に限定して発生します。数は1つの時もあれば、大量に発生することもあります。
特に冬季に多く発生します。近年、脂肪だけではなく、細菌が関係していることが解明されてきていますが、金魚に実害はなく、そのまま放置することで自然となくなります。
ニキビもそうですが、肉瘤のある金魚における頭部の白い粒は「安全なもの」という認識で問題ありません。
頭部に脂肪が発生している金魚の画像
病気を適切に見分けて治療を行おう!
白い金魚の病気は、たくさんの種類が存在することから、病名の特定が難しいです。
たくさんある白い病気の中から、適切な病名を判断し、適切な治療を行うことで初めて、金魚は病気から回復します。
何よりも大切なことは、「日頃からよく観察する」ことです。
毎日しっかり金魚を観察していれば、昨日と比べてどこが、どのように、どのくらい白くなっているのかをしっかりと確認することができます。
慣れないうちは、できるだけ頻繁に金魚の写真をとっておくことも、迷った時に見返せるのでおすすめですよ。
皆様が白い病気を克服し、しっかりと治療を成功させて大切な金魚と1日でも長く過ごせることを願っております。
白色以外の金魚の病気の種類に関してはこちらで詳しく紹介しています。
金魚の病気の画像を見たい方はこちらがおすすめです。