金魚のポックス病に関して、原因と症状を詳しく紹介しています。
ある日金魚の身体に、原因不明のイボを発見!
そのイボは日に日に大きくなり、次第にこぶになっていく、こぶの周辺には新たなイボが出てきている、、、。
つるんとしたまんまるな形ならまだしも、ごつごつとした、いかにも体に良くない物といった見た目のコブに、心配な毎日を過ごしているのではないでしょうか。
金魚は一生の間に様々な病気になる生き物です。
このような原因不明のごつごつしたイボやこぶを発見した場合、まずポックス病を疑いましょう。
今回は、金魚にイボやこぶができて困っている方にとって、最適な情報をお届けします。
最後まで読めばまずは一安心!できると思います。ぜひ、今日から金魚飼育の参考にしてください。
この記事では金魚のポックス病の画像の紹介に、インスタグラムの投稿をピックアップし、ポックス病の写真を閲覧できるようにしております。
また投稿の最後に、薬浴や塩浴に便利な濃度計算表(自動計算)へのリンクを掲載しています。
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ポックス病とは
ポックス病とは、別名を乳頭腫症とよび、金魚だけでなく熱帯魚やメダカ、錦鯉等、さまざまな観賞魚に発生する病気です。
名前の通り、乳白色の腫瘍のようなイボやこぶが金魚の体表に突然発生します。
発生してから急激に大きくなることもあれば、突然増大が止まったり、数が増えたりと、進行は個体差が大きい病気です。
金魚の体表にボコボコしたイボやこぶができている場合は、その多くがポックス病になります。
ポックス病の原因
ポックス病の原因は「ウイルス」だと言われています。
ウイルスの種類に関しては具体的には解明されておらず、謎の多い病気でもあります。
ポックス病のウイルスは感染力が非常に強く、同じ水槽内に1匹でも発症した個体がいれば、同じ水槽の個体は全員感染しています。(これをキャリアと言います。)
感染しているからといって、発症してイボやこぶができてくるとは限らず、一度もポックス病を発症しないまま一生を終える個体もたくさんいます。
そのため、発症するまではその個体がポックス病のウイルスに感染しているかどうかはわかりません。
人間で言うと、幼い頃になる水疱そうのウイルスが近いメカニズムです。
ポックス病の治し方
ポックス病を発症した金魚の治し方ですが、残念ながら現段階では治療方法がありません。
イボやこぶそのものは不規則に増加、増大を続けるものの、金魚の命に別状はないことが多く、致命的な病気ではありません。
ポックス病を発症した時点で、同じ水槽の金魚は全員ウイルスに感染しているため、隔離しても意味がありません。
見た目は痛々しいですが、そのまま飼育を続ける飼育者がほとんどです。
ポックス病との向き合い方
ポックス病はその痛々しい見た目から、発症すると金魚の鑑賞価値を著しく下げます。
ですが治療方法は存在せず、完治したという報告は一例も存在しません。
見た目はいいとは言えないものの、ポックス病を発症した金魚も大切な一つの命です。
発症していない金魚と同様に、そのまま飼育することをおすすめします。
治療方法はない!ポックス病も個性!
治療方法は存在しないものの、命に関わる病気でもないポックス病。
ポックス病を発症した金魚に対して、飼い主はどのように向き合えばいいのでしょうか。
おすすめは「個性」としてとらえることです。
ポックス病のイボやこぶが発生する箇所は不規則であり、金魚によって異なります。
イボやこぶも個性として捉え飼育していくことを強く推奨します。
ポックス病も個性の一つと受け止めましょう
⬇︎【ポックス病を含む、金魚の白い病気はこちらにまとめています】