出目金の飼い方と寿命、種類を紹介しています。
出目金は、和金と並んで誰もが知っている知名度の高い種類の金魚です。
多くの方は、出目金を初めてみたのは金魚すくいで、和金に混ざって泳いでいる姿なのではないでしょうか。
金魚すくいの金魚に関してはこちら
今回は、そんな身近でちょっと変わった金魚である出目金を飼育するあなたに向けて、最適な情報をお届けします。
この記事では写真の紹介に、みなさんのインスタグラムでの投稿をピックアップし、出目金の画像を閲覧できるようにしております。
また投稿の最後に、出目金の薬浴や塩浴に便利な濃度計算表(自動計算)へのリンクを掲載しています。
誰でも完璧な濃度で薬や塩の計算ができるので、ぜひご利用ください。
眼の大きさやカラーも様々な種類が存在します
目次 表示
出目金の飼い方
出目金の飼育は、他の金魚と基本的には同じです。
水質変化にも強く、丈夫で飼いやすい品種と言えるでしょう。
らんちゅうやオランダ獅子頭等の「丸い体型」をした金魚に比べ、圧倒的に丈夫です。
ですが、出目金特有の飼育の注意点も存在します。
ここではそれぞれ紹介していきます。
- 目玉が傷つきやすい
- 視力が悪い個体が多い
- 他の種類との混泳はできるだけ避ける
名前の通り、出目金の目は大きく飛び出ています。
この「大きく飛び出た目玉」を傷つけてしまう事故が出目金では多いです。
特に、水槽内に流木やプラスチック製の人工水草などの障害物が多い場合は要注意です。
出目金がは何かにぶつかるとき、身体の構造上、まず目がぶつかってしまいます。
目のサイズは大きいものの、強度は他の種類の金魚と変わらないため、とにかく目玉が傷つきにくい環境を最優先で整えるようにしましょう。
出目金は、目の大きさは金魚の種類の中でも1番ですが、視力はとても悪いです。
視力が悪いため、他の種類の金魚と比べて餌を見つけずらかったり、驚いた時に障害物にぶつかりやすいです。
餌は匂いで判別するため、他の金魚に取られない環境であれば食べる分には問題ありません。
ですが、障害物の存在は目に傷がつく原因になります。
できるだけ、シンプルな環境で飼育するようにしましょう。
出目金の飛び出た大きな目は、他の種類の金魚につつかれることがあります。
そのままだと目に傷がつき、白濁してしまったり、感染症に発展してしまいます。
なるべく、出目金は出目金同士で飼育するようにしましょう。
特に、金魚すくいでよく見かける赤い金魚(和金)と一緒に混泳してしまうと、泳ぐ力や視力が異なることから、出目金は満足に餌を食べることができません。
出目金の寿命
出目金の寿命は長く、5年〜最長で10年ほどです。
3年以上飼育された個体は体格も大きく、何より目玉の迫力が増すため、金魚の中でも、飼育の魅力に溢れたおすすめの種類です。
基本的な環境の飼育方法を押さえていれば、飼育初心者でも元気に育てることができるでしょう。
出目金の種類
出目金には体色や尾びれの違いにより、様々な種類が存在します。
ここでは代表的なものを紹介していきます。
もっとも身近な種類の出目金です。
金魚すくいでよく見る出目金は、この黒出目金にあたります。
身近すぎてあまり注目されませんが、全身が濃い黒色一色の金魚は出目金意外の品種では珍しく、人気の理由となっています。
黒出目金とは対照的な、全身が赤一色(素赤)な種類の出目金です。
黒出目金と異なり、目玉がより強調されて見えることから、好みが分かれるのもこの品種の特徴です。
和金に多いオレンジがかった赤色ではなく、いわゆる真っ赤な個体が多いのも、赤出目金の特徴です。
キャリコという名の通り、赤・白・黒の三色に加え、透明鱗に輝きの強い鱗が散りばめられているのが特徴です。
出目金の中でも人気の高い品種です。白と黒の柄と、出目金の飛び出た黒い目が、まるでパンダのように見えることからこの名がつきました。
出目金の特徴
出目金の特徴として、言うまでもありませんが「飛び出た大きな目」があげられます。
見た目の通り、元々は琉金で、飼育しているうちに出現した目が飛び出した突然変異種を中国で固定化し、日本には明治時代に輸入されたと言われています。
個体によって、飛び出し具合にも差があり、目玉そのものの大きさも異なります。
出目金を飼ってみよう!
出目金は種類も多く、丈夫で飼いやすい金魚です。
少し間抜けな表情が、飼育する人をほっこりさせてくれる魅力があります。
飼育に関しても金魚の中では比較的簡単な部類であり、初心者の方でも安心して育てることができます。
金魚飼育の入門品種として、出目金をお迎えしてみてはいかがでしょうか。