プラジプロ(prazipro)の購入方法に関してわかりやすく紹介しています。
プラジプロは日本でもおなじみのHikariブランドの魚病薬ですが、日本では販売されていません。
寄生虫の中でも、ギロダクチルス、ダクチロギルスに代表される「吸虫」と呼ばれている寄生虫に非常に高い効果があります。
水槽内の微生物(ろ過バクテリア)にも影響がなく、飼育している水槽にそのまま投入できるため、非常に使いやすい薬です。
⬇︎【プラジプロの効果や使い方に関してはこちらで詳しく紹介しています】
今回は、プラジプロ(prazipro)をどうしても手に入れたいあなたに向けて、プラジプロの購入方法をわかりやすくまとめています。
常備薬として1本あるだけで、目視では見つけられない原因不明の病気による、金魚の死亡率を大幅に下げることができます。
この記事を見てみなさんもぜひ、プラジプロを手に入れてください。
この記事では、記事内の写真の紹介に、ツイッター、インスタグラムの投稿をピックアップし、プラジプロ(prazipro)の写真を閲覧できるようにしております。
また投稿の最後に、薬浴や塩浴に便利な濃度計算表(自動計算)へのリンクを掲載しています。
誰でも完璧な濃度で薬や塩の量の計算ができます。ぜひご利用ください。
プラジプロ(prazipro)の購入方法
前提として、2023年現在、プラジプロは日本国内で販売がされていません。
ですが、一般の方でもできるプラジプロの購入方法はいくつか存在します。
どれも安全かつ合法な方法であるため、ここではそれぞれを詳しく紹介しています。
Amazon個人輸入
プラジプロを購入する上で、王道の方法がAmazon.comでの購入です。
普段日本に住んでいるみなさんが使用しているAmazon(アマゾン)は、アメリカのAmazon(Amazon.com)の日本法人であり、サイトのURLは「Amazon.co.jp」となっています。
プラジプロは、アメリカで販売されいる魚病薬ですので、アメリカのAmazon(Amazon.com)で簡単に購入することができます。
アメリカ版Amazon(Amazon.com)での商品の購入方法はこちらの記事にわかりやすくまとめられています。
注意点として、「クレジットカード払い」のみでの対応ということが挙げられます。
新規のアカウント登録等、日本版Amazon(Amazon.co.jp)や楽天を初めて使用する時と何も変わらないため、海外輸入という言葉につられて難しいことだと決めつけないようにしましょう。
クレジットカード(1枚)と、メールアドレスと住所がある方であれば、必ず購入可能です。
つまり、ほとんど全ての方がプラジプロ(prazipro)の個人輸入はできるということです。
物資が豊かな日本では、必要なもののほとんどが「日本国内のサービス」を通じて購入可能です。
ですが海外では、自国以外の国でしか販売されていないものは、自分で個人輸入するのが「普通」です。
熱帯魚や金魚を飼育していく中で、プラジプロの出番となる寄生虫症は避けては通れないため、一度購入の検討をしてみることをおすすめします。
ちなみに、180mlボトル1本で約2700リットル分の薬浴が可能ですので、コストパフォーマンスは非常にいい薬です。
⬇︎【プラジプロ以外の金魚の薬に関してはこちらにまとめています】
eBay個人輸入
Amazon個人輸入と同じく、eBay経由でもプラジプロは購入可能です。
eBayは日本で言うところのヤフオク(ヤフーオークション)であり、その規模は世界最大となっています。
Amazonと同じく、世界規模のサービスですので、アメリカで出品されているプラジプロ(prazipro)をそのまま購入することが可能です。
eBayでの個人輸入の方法に関しては、アカウントの新規開設から順を追って、こちらのサイトでわかりやすく紹介されています。
海外のサービスだからといって、特殊な入力事項があるわけではなく、メールアドレスと住所、クレジットカードがあれば、日本国内のサービスと何ら変わらず対応することができます。
eBayでは海外のアクアリウム用品も多数出品されており、日本では見かけないものも多いことから、閲覧するだけでも一見の価値ありです。
プラジプロも、多くの場合はオークション形式ではなく即決形式で販売されているため、アメリカ版Amazonとほとんど変わらない方法で入手できます。
価格もほとんど変わらないことから、どちらか好きな方法で購入いただいて構いません。
フリマサイト
国内での製造販売が禁止されているプラジプロ(prazipro)を、唯一国内で入手できるのがこちらの方法です。
2023年2月現在では、楽天ラクマでの販売が確認されています。
ボトルで販売されているものもあれば、タレ瓶に小分けにされて販売されているものもあります。
転売目的でアメリカから輸入したものを販売しているものと、一度使用して余ったものをお裾分けする感覚で出品しているものがあります。
AmazonやeBayでは、購入から到着までにどうしても数週間かかってしまうため、「数日以内にプラジプロが欲しい」という場合は非常に便利です。
どうしても、至急プラジプロが必要な場合は、フリマサイトで検索してみることをおすすめします。
注意点としては、「プラジプロには使用期限がある」ため、フリマサイトで購入する場合は出品者に期限がいつなのかを確認しましょう。
タレ瓶に分けて販売されているものの多くが、使用期限が近くなったものであることから、必要な量だけを購入するようにしましょう。
個人輸入のデメリット
プラジプロ(prazipro)の個人輸入のデメリットに関して紹介しています。
どれも国外からの輸入が原因で発生するものばかりですので、あらかじめ考慮した上で購入するようにしましょう。
送料が高額に見える
アメリカからの購入になるため、送料が数千円発生します。
この記事を書いている2022.12月時点でおよそ12$〜14$(Amazon.com)ほど発生しています。
ですがプラジプロは1mlで15リットル分の薬液が作れることから、コスパは非常にいい薬です。
穴あき病の治療に使用される観パラDなどと比較すると、送料分を加味してもコストパフォーマンスは同等の薬になります。
6000円〜10000円ほどの初期投資は痛手ですが、薬として効果のある範囲は広いため、アクアリウムや金魚の飼育を本気でやられている方は、余裕があるタイミングで購入を検討することをおすすめします。
到着までに時間がかかる
アメリカからの航空便になるため、輸送の時間もそれなりにかかります。
Amazonでは約14日前後となっており、「すぐに使いたい!」状況には対応できないのが現状です。
フリマサイト等で手に入る場合はそちらを優先し、同時にアメリカから個人輸入することをおすすめします。
プラジプロの代用
プラジプロがすぐに手に入らない場合、代用として効果のある処置について紹介しています。
前提として、プラジプロと同じ効果のある薬は国内では販売されておらず、どうにかして薬に頼らずに治療を行うかが重要になります。
塩浴(高濃度)
プラジプロは観賞魚の体表や体内に寄生する「吸虫」に効果があります。
吸虫の中でも、発生率、致死率がどちらも高いのが「ギロダクチルス、ダクチロギルス」と呼ばれる吸虫です。
どちらも非常に小さく、エラを含む対象魚の全身に広がることで、その血液や粘液を食べます。
プラジプロが特効薬であり、投薬するだけで瞬く間に駆虫することができますが、プラジプロ以外に効果のある薬がありません。
プラジプロを手に入れるのが最適解ですが、輸入したり、フリマアプリ経由での購入となるため最短でも数日〜数週間かかってしまうのがこの薬の難しいところです。
そこで、これらの吸虫に効果がある伝統的な治療方法に「高濃度塩浴」があります。
具体的には、「0.8%〜1.2%」の濃度で塩浴を行う方法です。
吸虫は高濃度の塩水には弱く、高い確率で駆除することが可能です。
実施のコツとしては、1回の実施時間は「必ず24時間」とし、1日かけて0.5%まで濃度を戻した後に、2−3日毎に複数回繰り返します。
高濃度塩浴は負担が非常に大きいため、熱帯魚での実施は難しく、古くから鯉や金魚の飼育で実施されています。
【ギロダクチルス、ダクチロギルスとエルバージュエースに関して】
ギロダクチルス、ダクチロギルスの治療にエルバージュエースが効くとの紹介があります。
これは間違いであり、「ギロダクチルス、ダクチロギルス」が原因の病気にはエルバージュエースは効きません。
エルバージュエースは、白点病や水カビ病の治療の際には効果があることから、誤解されていることが多いです。
また、同様の寄生虫が原因となる「エラ病」に関しても、ギロダクチルス由来のものでなく、細菌である「カラムナリス菌」由来のものであれば、エルバージュエースが特効薬になることから、このような誤解を生み出しています。
現状、特効薬となる薬は国内では手に入らないことを念頭においた上で、プラジプロによる薬浴の実施をおすすめします。
プラジプロ(prazipro)を手に入れよう
プラジプロは入手の難易度が高く、価格も比較的高価であることから、使用するまでのハードルが高い薬です。
常備薬として必須というわけではありませんが、ディスカスや金魚の飼育で頻発する「「エラ病」」の特効薬であることもあり、持っていて損はしない薬です。
ぜひ一度、プラジプロの購入を検討してみてください。